Rockgamer

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米津玄師の最新シングル「LOSER/ナンバーナイン」が良かった

 十年に一度の才能の持ち主らしい。先日、TVを見ていたら彼はそう紹介されていた。

 米津玄師、邦楽に関心を持っている人なら一度は聞いたことがある名前だと思う。いや、知らなきゃそいつはモグリかなんかだ。誇張ではなくマジで。それくらい、今の米津玄師はアツイ注目を集めている。新譜が出れば大きな特集が組まれ、音楽雑誌の表紙を飾ることも少なくない。かくいう僕も米津玄師のファンの一人であり、新譜が出ればすぐさま購入している。本日発売のニューシングル『LOSER/ナンバーナイン』も勿論購入した。今日はそのシングルについて少しばかり語りたい。

 

 


米津玄師 MV「LOSER」

  踊りも踊れるのか、すげぇな米津玄師。いや、踊りの件は置いとこう。担当の振付師が彼の踊りを絶賛したらしいけど、この記事はそこが本題ではない。さて音楽的な知識なんて爪の垢ほどもないためどうしても頭の悪い言い方になってしまうけれど、まずこのLOSER、単純に楽曲自体がカッコよくないっすか? イントロのギターサウンドしかり、サビの展開しかり。あと歌詞。僕は音楽聴くときは楽曲と同じくらい歌詞に重きを置いているのだけど、このLOSER、歌詞も良い。例えばここの部分。

 踊る阿呆に見る阿呆 我らそれを端から笑う阿呆

  この強烈な皮肉よ。賢く振る舞っている気でいる我らも結局のところLOSER、負け犬でしかないというのをこの一説で表現しきっている。凄い。更にLOSERの良いところはそんな負け犬(LOSER)でもいいじゃないかという前向きな歌になっているところだ。個人的にはこういう応援歌は大好物。何回でも聴いていられる。

 

 また同時収録曲であるナンバーナイン、amenもよい。ナンバーナインについてはトレーラーで少し流れているのでこちらも紹介しておきたい。残念ながらフルサイズはなかったので気になった方は是非購入して欲しい。

米津玄師 5th Single「LOSER / ナンバーナイン」Trailer

 新曲を発表するたびに進化している米津玄師。

 中田ヤスタカ氏とのコラボ楽曲もどんなテイストに仕上がっているのか今から楽しみだ。