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『ワールド オブ ファイナルファンタジー』ダンジョン体験版プレイ感想

f:id:tsumura896:20161018222456p:plain 昨日(2016年10月17日)より配信がスタートした『ワールド オブ ファイナルファンタジー』のダンジョン体験版をプレイしたので簡単な感想を書きたいと思う。

 デフォルメされた映像美はさすが

 まず映像面ですが、さすがスクエニといった感じで非常にレベルが高いように思う。チープさは感じられずデフォルメされたキャラはとても可愛らしく、マップもミニチュア感がよく出来ていて見ていて美しいなと感じた。フォトリアルでないキャラや背景は時として荒いように感じられマイナスポイントにもなりがちだが、今作ではそう感じることはなかった。このあたりのバランス感覚は素直に素晴らしいと思う。

 

戦闘面は少し残念

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 RPGと云えば戦闘面での出来が重要になるかと思うが、この点は残念な点が目立った。まず戦闘のテンポが悪い。FFの戦闘の代名詞であるATBを本作でも採用していおり、上記画像の左にあるキャラのアイコンが一番上に来ると自分の番が回ってくるのだが、行動した後また自分の番が来るまでの時間が結構長く、プレイしてい結構イラッと来てしまう。ノセノセと呼ばれる状態だとそれが顕著で行動決定するキャラが少なくなるので余計待っている時間が気になった。また戦闘アニメーションもあっさりしすぎていて、「えっ、それだけ」と思ってしまうことが多かった。特に通常攻撃はもっと凝ったアクションでも良かったのではと思う。おそらく一番多く選択するコマンドなので。この点、言いたくはないが手抜き感を感じられてしまい残念だった。また敵モンスターはHPが低下すると『ジェム』コマンドで捕獲できるのだが、体験版ではHPが減っても必ずしも『ジェム』コマンドが選べるわけではなく、その点がストレスだった。個人的にはいつでも『ジェム』コマンドが使え、HPの大小で捕まえられる確率が変動するシステムの方が良かったのでは、と思った。

 

新しいFFとして

 不満が多くなったが、新しいFF像を作るという意味において本作は重要な作品になるのではないかとは思った。戦闘はコマンド式の簡単なものになっているのでアクションベースの戦闘が苦手な人も安心してプレイ出来ると思う。発売日に買ってプレイするかどうかは分からないが、購買者からどういう評価になるかは少し気になる作品だった。