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ファイナルファンタジー15全クリしました。感想書きます。

 11月29日に発売されたファイナルファンタジー15(以下FF15)を先程全クリしたので感想を書こうかと思います。ネタバレ要素も少しあるのでお嫌いな方はバック推奨。ちなみにクリアまでのプレイ時間は25時間程度、レベルは53でした。

 

 ストーリーと戦闘面

 RPGといえばストーリーと戦闘システムに重要視する人が多いと思うのでまずはそのあたりを。ストーリーは引き込まれる要素があるものの、展開についていけないところもありました。例えば、物語上でも重要な役割を演じるとあるキャラクタがいるのですが、そのキャラの掘り下げがあまりできていなかったので言動に唐突感で出てしまい、プレイしてい「ん?」となりました。この点は非常に残念。また回想シーンの入るところが「そこで入れるか」という場所があったり、回想シーンの時間軸がよくわからないところがありました。具体的にはテネブラエと思われる場所で会話していた二人のシーンです。セリフ的にはゲーム開始後だとは思うのですが、だとすると何時テネブラエで会話したのかよくわかりませんでした。分かる人、教えてください。

 大筋のストーリーは王道でそこは良かったと思います。序盤の帝国に対抗するために王家の力を集める展開は本当に王道ですし、ラストの展開も嫌いではありませんでした。ラストバトルも含めて僕は非常に好き。終盤のとあるシーンは、ああこの四人で旅してきたんだなぁと感慨深くなり少しジーンとなってしまいました。

 

 戦闘は非常に面白かったです。基本的には攻撃とガード(回避)を上手く使っていくのですが、敵の動きをよく見て上手くガードしないとすぐにピンチに陥ります。攻撃一辺倒の戦い方ではすぐにHPがなくなってしまいますので、立ち回りが重要です。とは言え、戦闘システム的には複雑ではないのでアクションが苦手な方でもなんとかなると思います。攻撃、ガード、あとシフト(ワープ攻撃)、これが理解できれば大抵の敵とは渡り合えます。このあたりのバランスは素晴らしいと思いました。アクションRPGが得意な人は仲間との連携や、エアステップを使って華麗に空中コンボを決めたりすることもできます。個人的にはこのエアステップでのコンボが面白くて、アビリティもエアステップを重点的に取っていました。

 

全15章(実質14章)はちょうどよい長さ

 物語の長さですが、個人的にはちょうどよい長さだったと思います。あまりに長すぎると中だるみしてしまいますからね。クリアまでのプレイ時間は25時間だったわけですがサブクエを幾つかやってこのクリアタイムです。全部は当然やっていないわけで、トロコンとかを含めるとプレイ時間はもっと膨大になるかと思います。

 

サブクエの数は多そう

 サブクエですが恐らく20近くはやったと思うのですが、まだまだ終りが見えません。数は豊富にあると思います。ただ、その殆どがお使い系のものなのは残念なところです。ウィッチャー3の様なものであればよかったのですが、流石にあのレベルを求めるのは酷でしょう。とは言え、サブクエの数が多いのは良いことです。クリア後はサブクエの消化に暫く時間を使いたいと思います。

 

13章だけは擁護できない

 基本的に僕はFF15を楽しめたのですが、13章だけは心が折れるかと思いました。これは多分、プレイした人の共通認識になっていると思うのですが、それまで自由に戦闘できていたところに現れた不自由な、それも面白くない戦闘の連続。安っぽいホラーチックな要素、遠回りをさせられるイベントとマップデザイン。プレイしていてまったくおもしろくありませんでした。この13章だけでFF15はかなり評価を落としていると思います。こういうRPGとしてはトリッキーな要素は博打なのですが、今回でいえば裏目に出てしまったと思います。

 

5点満点中の4点の出来

 色々不満点はありましたが、戦闘面の面白さやストーリーの王道性など個人的にはささる部分が多く楽しめました。今回のFF15は旅がテーマなのですが、プレイしていてそれを十分に感じられたことも大きかったと思います。Amazonレビューは相当荒れているようですが、僕的には5点満点の4点の出来だと思っています。トロコンまでプレイしたいです。